夏になると多くなる首の寝違え。シップなんか貼ったりしませんか?実はこんなことにも・・・
- 2020年06月12日
- ブログ
「シップを貼っているんだけど治らない・・ どうして?」
『首と背中が痛くてシップを貼っているんだけど良くならなくて・・・』
この仕事をしているとよく患者さんからそんな声が聞かされます。
まず初めに痛くなると、どうすれば治るのか考えますよね。
そので真っ先に考え付くのがシップ薬です。
また痛いと整形外科に行くことがありますが、
まず首のレントゲンを撮って調べてもらい
医師から、「特に異状なさそうですからシップ薬を出しておきますね。」
そんな感じでしょう。
そこで病院が出したお薬ですから安心しますよね。
しばらくシップを貼って様子を見ますがそれでもなかなか痛みが治まらない・・・
「どうしたらいんだろう? 病院で渡されたのに・・・!?」
なんて思いながら当院に来る患者さんがほとんどです。
そこで、よく病院で渡される「シップ薬」について、
私のこれまでの経験から、ちょっと疑問を感じていることをお話しさせていただきます。
首の寝違えや背筋痛も、寒い冬場よりも暑い夏場に多い!?
特にこの暑い夏の季節、首の寝違えで来院する患者さんが増えてきます。
その原因は、
その1つに、寒暖の差
ズバリ、エアコンなどによる冷房です。
それは何故かと言うと、
寒暖の変化により自律神経が崩れやすくなり身体にストレスが生じます。
夏場と言うのは当然暑いですから、体温調節のため自然に
汗をかくようになっているんですね。
当然暑いものですから、オフィスや車や、
またはスーパーなどもけっこう涼しくしてますよね。
ところが、
身体が温まっている状態から急に涼しくしたりすると血管が収縮します。
そうなると今度は筋肉も収縮して固まるんです。
その結果が、急に寝違えを起こしたり、また背中が重苦しくなってくるんですね。
もう顔が左右に曲がらなくロボットみたいな感じになってくる患者さんもいます。(笑)
そういう人はきまって首にシップを貼ってきますね。
それも整形外科で受診した後で、シップを渡されて来たというのです。
ところが、「はじめよりもだんだん痛みがひどくなってきた。」
というのです。
それもそのはず、実は湿布なんか貼るからなんです。
まず絶対シップを貼ってはいけないところは・・・
それはまず一つ、頚部、首の後ろです!
頚部というのは、大切な複数の中枢神経が集まっています。
私の経験からすると、どうやら湿布に含まれている成分、
消炎鎮痛剤などが中枢神経を刺激させるようなんです。
要するに神経を過敏に緊張させ痛みが感じやすくなる。
それは血管を収縮させるため筋肉を硬くさせているんですね。
本当は、逆に痛くなった神経をなだめなければいけないんですね。
それは当院ではすべて手技療法(指圧マッサージ)で直接幹部を触りますから具体的に分かるんです。
また同じように手足のしびれなどがある場合や、背中や腰に貼るのも逆効果ですね。
やはりこれも薬剤成分が神経を刺激させ、神経が過敏になるようです。
じゃぁどうすればいいのよ!!
当院ではまず温めます。
(ただこの夏場の暑さならば無理に温めませんが)
ホットパックという器械で気持ちのよい温かさを保ちながら首に巻きます。
よく温まった風呂上りは何となくよくなった様な感じがしませんか?
それは身体を温めると筋肉が緩み、神経がリラックスした状態になるからです。
そこ後、当院では硬くなった筋肉を緩めるため
独自の指圧マッサージを施し代謝を高める整体施術を行います。
シップ薬に対する結論は?
結局のところ、シップは気休めと考えます。
ただ、気休めだって必要です。
何もしないよりは何かをして気持ちを安心させる効果もありです。
しかし、気休めになればいいですが逆効果になっては元もこうもありませんね。
最後に、
当院に来る患者さんで、慢性的なしびれの痛みを訴える方々の中に
「夜中に腰から脚にかけてしびれて眠れないときもある…!」
という人が何人かいますが、
そういう人は決まって病院からもらってきた湿布薬をいつもべたべた貼っていますね。
首の寝違えや背筋痛でお困りの方、是非当院にご相談ください。
ご覧いただきましてありがとうございました。
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