妊婦のお母さんへ、「最近、寒いせいか指の関節や手首が痛くて・・。」なんてありませんか?
- 2019年11月20日
- ブログ
当院には、妊娠中の腰痛や、また産後の骨盤矯正でいらっしゃた患者さんからよく出る言葉に、
「あの~ この指(関節)も、朝起きるとこわばるような痛さで曲げられないんです。」と・・。
特に、手指の関節の腫れ・痛み・しびれ・変形が第2関節に起こる症状です。
それをちょっと聞きなれない言葉ですが、「ブシャール結節」と言います。
ブシャール結節とは
ちょっと聞きなれない言葉ですが、結節というのは関節のコブを言い、(ブシャールは研究者の名前?)
手指の関節の腫れ・痛み・しびれ・変形が第2関節に起こる症状です。
症状としては、
手指の関節が腫れる・痛い。(特に朝)
手指の動きが悪い。
手を握りずらくなる。
などで日常生活が困難になることがあります。
特徴的なものは、指1本だけではなく5本指に、
それも悪いことに両手指に起こることが多いです。
手の使い過ぎより「ホルモン」が影響!?
右利きで右手を使うのがほとんどなのに
逆に左手指にも痛みが起きる方も多く、
その左右の差はありません。
「手の使い過ぎ」は思い込み・・?
実は次のあることが原因のようです。
当院にはよく妊娠時や産後の女性に多く、
妊娠中の腰痛や、また産後の骨盤矯正でいらっしゃた患者さんからよく出る言葉に、
「あの~ この指(関節)も、朝起きるとこわばるような痛さで曲げられないんです。」と・・。
実はこれ、女性ホルモンが影響しているそうなんです。
原因はエストロゲンの低下
そのエストロゲンって何?
なんかどっかの宇宙人みたいな名前ですが、
それは女性ホルモン(卵胞ホルモン)の一つです。
それが妊娠時・産後・更年期に減少するのだそうです。
エストロゲンは、腱や滑膜(関節を包む膜)の腫れを取る抗浮腫作用があり、
それが出なくなることで免疫力が低下し、
腱や関節に炎症を起こりやすくなるそうなんです。
妊娠時や産後は、一時的にエストロゲンが急激に低下し、
その働きが失われてしまうため、手の腱や指の関節に痛みやしびれ、
腫れをもたらすと考えられているんですね。
ですから産後であれば、時間の経過とともに身体が落ち着きはじめ徐々に痛みも治まります。
ただ、痛い思いをして我慢するより治療して少しでも良くなる方が安心ですね。
また、親指の付け根(手首)の腱鞘炎(ドケルバン病)も同じような症状だそうです。
ちょっと余談ですが、改めて女性の身体というのは男性よりもデリケートに出来ており感慨させられます。
当院での施療法は・・
上でも少し述べましたが、指だけ痛くて施療に訪れる患者さんは少ないです。
例えば、「肩が痛い」などの症状で来院し、
ついでに「同時に指まで痛い!」と訴える患者さんがほとんどです。
その場合、指にはまず遠赤外線をかけ温めます。
その後は、肩から指にかけて独自の手技整体法の施術をいたします。
まずは妊娠中・産後・仕事疲れなどで低下している免疫をアップさせるため
身体をリラックスさせる施療が肝心と考えます。
これまで当院での施療で、個人差にもよりますが5回前後で良くなります。
指の痛みなどでお困りなら当院にご相談ください。
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