脊柱側弯症
側弯症って何なの・・・?
背骨が横(側方)に曲がり、ねじれてしまう現象です。
側弯症も、特発性的に起きる「構築性側弯症」と、
また一方、生活習慣や姿勢の悪さから生じる「機能性側弯症」に分類されます。
例えば、構築性側弯症は、成長期の小学生から中学生にかけて、
特に女子に多く見られるようです。
その症状は、痛みなど自覚症状がなく、深くおじぎをさせてみると
湾曲した部分が盛り上がり左右の背中が対照的です。
それが最近、当院に肩こりや背筋痛で来院する学生に軽い症状のものが目立つようになりました。
その原因などは、遺伝的要素なのかまだ分からないとされています。
また機能性側弯症は、いわゆる生活習慣病とでも言いましょうか、
日常生活の中で同じ作業が連日続くなどで筋肉が凝り固まり骨を曲げてしまう現象なので、
ストレッチ体操など運動を行い姿勢などを意識して注意することにより改善される可能性があります。
機能性側弯症はこんなことも原因です!
これは体質ということもありますが、人間の骨格と言うものはもちろん皆一緒じゃありませんよね。
一つは食生活も含め、日常的な生活習慣が関わってきます。
例えば今、スマホ症候群なんて言うものがあります。
それはスマホやゲームを何時間も行うわけですから姿勢が崩れてしまいますよね。
それが慢性的になると、背中の筋肉の左右どちらかが拘縮して背中を変形させてしまいます。
要するに肩・首こりがひどくなることです。
骨(骨格)と言うものは筋肉で支えられています。
その筋肉は、表面部・中間部・深部と複数の筋肉の張力で形成されています。
ですから側弯症の人は、体質的な形成を含め身体が硬い人に多いわけです。
当院での側弯症ビフォー・アフターをご紹介します。
上の写真をご覧になって見比べてみてください。
明らかに右の背部が高いのがお分かりですよね。
この写真の女性はこの当時高校1年生、16歳です。
ある日、学校の健康診断で、「脊柱側弯症なので一度病院に行って診てもらってください。」
と言われ親に相談したところ、病院に行って診断してもらったそうです。
そうしたところ何と・・・、
医師から「これは手術をしたほうがいいかもしれません。」
と言われたそうです。
急にそんなこと言われれば両親だって戸惑いびっくりしますよね。
そのご両親も当初は脊柱側弯症って何なのか解らなかったようです。
というのは、何も自覚症状は無く、また親も子供の背中をまじまじと見ないですからね。
こんなものだとしか思わないはずです。
ところが近年、冒頭でもお話ししましたが、小・中学生が肩こりや背筋痛、また頭痛で来院することが多くなり、
軽い側弯症が目立つようになりました。
やはりこれも小さいころからあまり運動もせず、テレビゲームやスマホなども関連しているのかもしれませんね。
結局、そのご両親は当院のHPを見て慌てて来院したという次第です。
では施術後の写真をご覧ください。
いかがでしょうか。
背中のこぶのようなものが無くなり、肩の位置も左右均等になったのがお分かりいただけると思います。
この施術もたった一回、約30分の施術時間でここまで変わるのです。
この結果をご両親が見れば安心しますよね。
手術なんて馬鹿げた話です。
側弯症だからといって心配はいりませんが、ただ・・・
最後に、先ほどもお話ししたように最近になって、成長期の小学生から中学生にかけて
側弯症が見られるようになりましたが、
その症状は痛みなど自覚症状がないものですから家族も気が付きません。
だからといってそれから病気などに変化するものではないので心配はいりません。
ただ気になる点と言えば、美容上の問題と、将来大人になった場合、
肩こりや背筋痛または頭痛など起こりやすい体質なのが特徴の様です。
以上 側弯症、肩こり、背筋痛、頭痛などでお悩みなら当院にご相談ください。