オスグッド病(脛骨上顆骨端炎症)
オスグッド病って何?
“押すと グッと 痛くなる” からオスグット!?
ではないんです。
正式は、オスグッド シュラッター氏 病、
どこかの国のお医者さんの名前から来たものです。
それはさておき、
脛骨結節(膝の下あたり)が徐々に突出してきて痛がります。
時には、赤く腫れたり、熱を持ったりして、
押すと激痛を訴えます。
休んでいると痛みが無くなりますが、スポーツを始めると痛みが再発します。
小学4年生ごろから中学1年生の成長期に起こりやすく、
特にスポーツ活動が盛んな男子に起こりやすいのが特徴です。
実は私も中学1年生ごろ、この症状で痛めた経験があります。
その原因は?
それは大腿四頭筋と言われるももの筋肉の緊張から生じるようです。
様々なスポーツでジャンプや走ったり屈伸を行うことにより、
ももの筋肉が徐々に硬くなるわけですね。
この時期は急激に骨が軟骨から成長する時期ですから、
膝を伸ばす力の繰り返しにより、ももの筋肉が膝蓋腱付着部を介して脛骨結節を牽引するために、
脛骨結節の成長線に過剰な負荷がかかり成長軟骨部が剥離することで生じるということです。(日本整形外科学会より)
その予防方法は?
結局、運動を休めば自然に治るのですが
なかなかそうはいきませんよね。
大会が近づくにつれ痛みにこらえ
焦りだって出るにちがいありません。
でもこの症状もみんながなるわけではありません。
これで当院に来る学生の共通点があります。
それは身体が硬いことです。
何も脚の筋肉ばかりが硬いのではありません。
身体全体が硬いのです。
そういう子どもはやはり傷みやすく怪我しやすいのもまた特徴です。
その予防には、やはりストレッチ体操が効果的です。
簡単な方法ですが、自宅でも常日頃から大腿部
ももの筋肉を伸ばしておくことです。
また同時に、ももの筋肉のマッサージも行います。
当院ではこんな施療を行います。
普段自分ではスポーツの後、
少し押してみると何か痛みが感じるときは
氷でアイスマッサージを行ってください。
それもなるべくキンキンに冷えるまで。
そしてできるだけ急に走ることは避けてください。
そこで当院に来る学生などは、もう数週間以上経過した状態ばかりですが、
その施療として、まず遠赤外線器でゆっくり温めます。
そうすることにより筋肉が柔らかくなります。
その後、大腿部から膝下の脛骨上顆まで独自の手技療法、
指圧・マッサージ法で施療いたします。
その結果として施療後は、皆さん痛みを感じないと帰って行かれます。
オスグッド病でお悩みは当院にご相談ください。