リトルリーガーズショルダー《小学生に起こりやすい肩の痛み》

リトルリーガーズショルダー

リトルリーガーズショルダーって何?

 それは野球を行っている小学生の成長期に見られる肩のスポーツ障害の一つです。肩

 

小中学生では上腕骨の肩の付近の成長軟骨(骨端線)がまだ残っていますが、

積み重なる投球の過多により、その成長軟骨に負荷がかかりすぎて

成長軟骨の離解(骨端線離解)が起こって痛みが発生し投球が困難になります。

 

(ニュートンドクターより)リトルリーガーズショルダー

この年代は、骨の急速な成長に比べ筋肉・腱などの軟部組織の成長が遅く

柔軟性の低下や体のバランスがくず れてしまうため、

肩に負担のかかりやすい投げ方になってしまう時期です。

 

痛みの特徴ですが、ボールを投げる時に痛みはありますが、

日常生活ではほとんどないようです。

肩をねじったり、骨端線の部分を強く押すと痛みが生じます。

 

病院での治療法は?

病院で検査を受けリトルリーグショルダーと診断されれば、

後は安静に保つように言われます。

それがまず一番の特効薬ですからね。

ドクターによって、レントゲンで診て骨端線が固まるまで

3カ月または6か月間ボール投げ禁止と言われるようです。

 

これまで当院に来た小学生の症例をみてみると・・・

リトルリーガーズショルダーは、積み重なる投球の過多により

成長軟骨の離解(骨端線離解)が起こるとお話ししましたが、

 では、解剖的に調べてみますと、

小学生でも速球や変化球をかけようと頑張って腕を振りますよね。

この図のように骨端線を境にして、

引っ張る力と捻じられる力がかかってしまいます。

 ですからその成長軟骨に剥離が生じるというためです。

テンプレ

社会医療法人仁陽会 西岡第一病院より

 

では、その骨を捻じったり引っ張ったりするものは?

 

それを取り囲むすべて筋肉なのです。筋肉

 

筋肉はすべて起始・停止があり、

要するに骨から骨へとくっ付いています。

その張力で引っ張りながら骨を支えているんですね。

 

そこでこれまで、当院にリトルリーグショルダーと診断されてくる小学生達に

ある共通点が見られます。

 

それは身体の硬い子供ばかりなのです。うーん

 

その硬い子供の特徴とは・・?

まずその前に予防方法は?

ボールを投げる際、肩だけの力で投げるのではなく

全身を使って投げるフォームが大切だと考えます。

 

それには脚力が重要で、股を大きく開かせなければなりません。

そのためには股関節や、大腿四頭筋・裏筋の大腿二頭筋(ハムストリングス)など

様々な筋肉を伸ばすストレッチ体操を行う必要があると考えます。ストレッチ

 

さらにもっと重要なのは背中の筋肉です。

 

先ほどの身体の硬い子供というのは実は、

いずれも背中の丸い “猫 背” 首だったのです。

 

その施術法は・・・?

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以上の写真のように当院では背中の筋肉をほぐす指圧整体・ストレッチ療法を行います。

 

結論を言えば、身体の硬い子は怪我しやすくなるということです。

 

意外や子供ですから、ついストレッチ体操なんてめんどくさくて軽く考えがちなんですよね。a0001_007029

 

特に運動後は筋肉が硬くなります。

そのままにしておけばついにはリトルリーガーズショルダーになるかもしれません。

ですから自宅でも腕を伸ばし肩甲骨周りの筋肉を緩める体操は行うべきです。

 

確かにリトルリーガーズショルダーと診断されれば無理に投げてはいけません。

しかしドクターの言う3~6カ月の間、だだ何もしないなんてちょっと酷ですよね。泣く

でしたらその間、リハビリを行い早く治すようにするのです。

 

それは筋肉をほぐし施療を行いながら、

さらに家庭ではがっちり食べさせ栄養を取ればご飯肉カレー

代謝が高まり回復が見込まれることに間違いはありません。

 

リトルリーガーズショルダーでお悩みなら当院にご相談ください。

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