反り腰(小中高校生の腰痛)
子どものうちから腰痛なんてあるの?
って大人のあなたは思われるでしょう。
何と、小学生でも腰が痛いと言って連れてくる親もいるんです。
もしあなたが、「中高校生の時に腰を痛めて整形外科や接骨院に行った経験があったかも・・・?」
と言うならば今も腰痛で悩んでいるのではないでしょうか。
“うちの子どもは時々腰痛を訴える!?” ならばこれからお話しする《反り腰》の可能性があるんです。
そういえばあの時の彼も・・・
この私も腰痛で立つのも辛い経験をしたのが20代の半ばだった記憶があります。
当時 私も若く、接骨院に勤務しながら腰痛の患者さんを診ていましたが、
それまで苦しんでくる患者さんの気持ちなど露知らずでした。
ところがある日突如、あっ!と動けなくなった瞬間「これがぎっくり腰なのか!!」
と、いよいよその気持ちが分かるようになった時期でもありました。
それからして、今こうして施術の経験をもとにあることが想い浮かばれます。
それは昔 私が中学生の時でした。
当時バレーボール部に所属していましたが、
チームメイトの一人がよく腰が痛いと部活を休み整形外科に通っていました。
その彼はよく部活動前、腰にさらし(腰に巻く包帯のようなもの)を巻いていたんです。
その姿は何とも痛々しそうでしたが、
でも腰の痛みなど知るよしもない私はちょっと半信半疑だったと思います。
彼はバレーボールがとても上手く早くからレギュラーメンバーでしたが、
腕の力だけでスパイクを打つような感じでした。
ですから打つボールには力がありませんでしたが、
でも彼の持前の感の良さと器用さでよくボールが入っていました。
そこで当時を想い起こすと、彼のフォームにはある特徴がありました。
スパイクの時 助走をつける際、お尻が出っ張るような感じなんです。
出っ張りという表現ではちょっとピンと来ないかもしれませんが、
記憶にあるそのお尻の形というものが、今当院に腰痛で来る中高校生を診て当時の彼の姿を想い出すのです。
その反り腰っていったいどんな形なの?
右の写真を見てどう思われますか?
単純にスタイルの良いお嬢さん、
っていう感じにしか見えないと思います。
でも私から見ると骨盤が反っています。
これが反り腰の形です。
普段は子供の姿を何気なくしか見ませんよね。
でもあなたの子供さんが「腰が痛い!」
って言われたら骨盤の形状をご覧になってみてください。
右の写真のようなお尻の反りに気づくはずです。
じゃどうすればいいの・・・
反り腰とは、正し言い方は、『脊椎すべり症』といいます。
実はこれ、親からの遺伝が多いのです。(特にお母さんからの)
問題は無いのですが、もともと椎間板という軟骨が狭いんです。
つまりは、❛体質❜なんですね。
ですからあなたも子供さんを見て
「この子って腰が痛いだなんて私とそっくりだわ。」
なんて思ったりしませんか。
総合南東北病院HPから引用
じゃどうすればいいのか・・・?
それは上でも言いましたが生まれ持った“体質”ですから
狭い椎間板を太くすることはできません。
病気じゃありませんから悪いのではありません。
人によって身長にも差があるように当然骨だって太い短いがありますよね。
ですからそれは致し方ないことです。
過酷な言い方ですが、反り腰の人は生涯 腰とうまく付き合っていかなければなりません。
それには腰を伸ばすストレッチ体操が有効ですが、
どのようにしたらよいのか分からないと思います。
そこで、
ただ痛みは抑えられます。
右の写真をご覧ください。
先ほど上の写真と見比べてみると反った骨盤がスッキリ見えませんか。
これは整体施術を行ったアフター写真です。
実は狭い椎間板が太くなった訳ではありません。
腰を取り巻く複数の筋肉を整体で矯正したのです。
反り腰は単に痛くなりやすい形状であって
痛みは改善させることができるのです。
痛みが起きるのは軟骨ではなく、それを取り巻いている筋なんです。
それらを柔らかくすることで痛みは抑えられます。
ただこれもまた体質的なもので、腰の筋が硬くなりやすいものですから
生涯ご自分の腰とうまく付き合い、治しながら生活して行くしかありまんよね。
当院では整体整骨の矯正を行っている接骨院です。
このような腰の痛みでお悩みならどうぞご相談ください。