手根管症候群(小指以外のしびれ・痛み)

指のしびれは「手の使い過ぎ!?」

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当院にいらっしゃる患者さんで、肩・腕・指がしびれるという症状の方は女性に多く、

それも50歳代がほとんどです。

 

まれに産後のお母さんも訴えることがあります。

 

その職業がパート等、やはり手作業が多い仕事に多いのも特徴です。

 

ところで、「手根管症候群」「指・手のしびれ」とネットで検索してみると、

 

ほとんどが手の使いすぎる原因から神経が手首で圧迫される病気とあります。

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しかし、右利きで右手を使うのがほとんどなのに

 

逆に左手指がしびれるという方も多く、その左右の差はありません。

 

「手の使い過ぎ」は思い込み?

 

実は次のあることが原因のようです。

 

原因の一つはエストロゲンの低下

下のグラフをご覧ください。

 IMG_E3049

ある調査で、「肩こり・腰痛」「手のこわばり・関節痛」の相談がダントツですが、

 

このトラブルについて「更年期に関係する可能性が高い」とういう結果です。

 

 

ところで、そのエストロゲンって何?

 

それはつまり女性ホルモンの一つだそうです。

 

ホルモンは身体の機能や免疫を分泌させ、

 

女性の健康を守る大切な役割を果たしますよね。

 

それが加齢とともにエストロゲンというホルモンが減少するのだそうです。

 エストロゲン

 

エストロゲンは血管や骨などの他、

 

関節を覆う滑膜にも存在するそうですが、

 

その結果、ヘバーデン結節(指の第一関節の変形)・腱鞘炎・ばね指なども関係します。

 

 

更年期や産後の授乳期にはエストロゲンが急激に低下し、

 

その働きが失われてしまうため、手の腱や指の関節に痛みやしびれ、

腫れをもたらすと考えられているそうです。

 

しびれの治療は薬で治るのか?

よく病院では更年期症状にはホルモン剤のお薬とか、

 

また一般に、〇の母や栄養補助食品など売られているようですが、

 

その効果も有ると思います。

 

 

ただ、ストレスや睡眠不足など負担がかかると、

 

ホルモンバランスは乱れてしまいます。

 

 

実はストレスが溜まればそのバランスもですが、

 

身体が硬くなる傾向があります。

 

身体が硬くなれば神経も固まります。

 

そして神経が固まれば今度はシビレを引き起こすのです。

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手根管症候群の施療について

 手根管症候群(指のしびれ・痛み)は、下記写真の黄色に塗った 指3本に多く現れます。

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上記で説明しましたが、更年期と重なり身体と神経は硬くなります。

 

当院ではその硬くなった身体を矯正して神経をやわらげる施療を行っています。

 

施療のポイントは二つ

当院にいらっしゃる患者さんは、何らかの病院で治療を受けた後、

 

「しびれが治らない」と訴えて来ます。

 

病院でレントゲンを撮ってもらうと、

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「頸椎ヘルニア」と診断され、

 

「指のしびれは頸椎から来ている!?」

 

という推測からか大きな病院で検査をしてもらうように紹介されるそうです。

 

 

そこで当院では頸椎ではなく

 

背部(頸・肩・背中の△ポイント)

 

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前腕(橈骨・正中神経)の二点を重視し施療します。

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その部分には多くの神経叢(しんけいそう)があり、

 

指に続いている神経のバイパスと考え、

 

そのポイントが筋肉と同時に固まることから指圧整体を行います。

 

 

施療後は、ほとんどの患者さんの経過がよく、

個人差はありますが5回くらいの施療でよくなります。

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以上、手のしびれ 手根管症候群は当院にご相談ください。

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