橈骨神経障害(ハネムーン症候群)
腕枕して寝ていたら、翌朝になって手腕がしびれてしまった・・
なんて経験ありませんか?
実はこの症状、主に長時間寝ている状態のときに頭で腕の神経が圧迫されるため
腕がむくんで苦しくなり、手がしびれたりする症状です。
酷い場合は、神経に麻痺がおこるため手首が動かせなくなったり、
握ったり開いたりという動作ができなくなることもあります。
ですから箸でさえ持ちにくくなります。
そんなことから、新婚カップルがハネムーンで
一晩中腕枕をしたために起きやすいことから
「ハネムーン症候群」「サタデーナイト症候群」
なんて呼ばれることがあるわけです。
正式名称は、橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)と言います。
この症状、甘く見てはいけません。長引くことも・・
ハネムーンとはいかないまでも、最近はスマホで動画を見ながらつい寝てしまい
腕を圧迫したため朝になったら手がしびれて動かせないなんてこともあります。
ですからこの橈骨神経麻痺は腕枕だけでなく、
うたた寝などでも発症したり
酔いつぶれてしまいそのままの姿勢で寝てしまったあげくに
翌朝になってみると手がしびれて力が入らず、
下垂手(かすいしゅ)になっているということもあります。↓
ところがです、
この症状で当院にいらっしゃる患者さんは、
決まって腕にシップを貼っていらっしゃいます。
それもベタベタと何枚もです。
それでも治らず、数日間その状態で我慢してきたというのが多いのです。
結論から言えば、シップなど貼っも治りません!
逆にシップ薬の成分が、神経を緊張させてしまい痛みを感じやすくします。
神経痛はまず、温めることをお勧めします。
お風呂に入り温まりながらゆっくりと腕・手をマッサージしてください。
温泉やサウナなども効果的です。
ただし、軽い症状であればそれでだんだん良くなりますが、
3日以上経っても治らない場合は施術が必要になります。
当院ではこんな施療を行います。
原因は先にも書きましたが、神経の圧迫からです。
つまり神経や筋肉が硬くなり、塞がっているようなもので
それを柔らかくしなければ治りません。
シップ薬では柔らかくなりません!
神経を緩めるようにするには指圧療法が効果的です。
当院では、ゆっくりと時間をかけその施療を行います。
これまでも多くの橈骨神経障害の患者様を施療してまいりました。
人により個人差がありますが、2回~約5・6回の施療で治ります。
橈骨神経障害でお悩みならどうぞご相談ください。