施術後の揉み返しのような痛み(好転反応)
施術後の揉み返しは自浄作用によるもの
自浄作用とは、川・海・大気などに入り込んだ汚染物質がしだいに沈澱し吸着され、
また、微生物に分解されるなどして自然に取り除かれ浄化されることですが、
ここ当院では、比喩的に、組織体が内部の腐敗を自分の力で取り除くことを言います。
自らの身体で痛みを治す免疫力を生み出す力のことです。
つまり揉み返しは、自浄作用が働きだした言わば好転反応なのです。
当院ではこの自浄作用を最大限に引き出す自然治癒力を目的に施術しています。
ここから私の施術家として長年の経験からお話させていただきます。
その自浄作用の現れるときはこんな状態
それは体質や年齢によって出る、また出ない場合がありますが、
全身矯正・背中の痛み・五十肩・腰痛・坐骨神経痛の施術を受けた後、
その後は調子が良かったはずが、
しばらくしてからある日また急に痛み出す症状。
または全身がだるくなるような症状です。
まれに夜や睡眠時に、一時的強く重苦しい痛みが起きることもあります。
ところが!
その痛みの一夜明けた後、
逆に痛みがほぼ無くなり、治ったかのような感覚になります。
またはそのまま完治することもあります。
これが自浄作用が現れる時の状態です。
免疫が高まる時は細胞が暴れだす!
なぜこんな状態が起きるのか?
痛みというのは加齢による免疫力の低下、
また疲労による筋肉の硬直や、
それに伴い筋肉・関節の炎症だったりすることが多々あります。
つまり細胞組織がうまく機能しない状態です。
そこで当院での施術法は免疫力をあげるために
独自の指圧整体法を行います。
凝り固まっている細胞組織をほぐすため
指圧の圧力に身体が反発するので痛く感じます。
そこで細胞は、これまで直面したことのない圧力に過敏に反応し動き始めるのです。
施術が終わった後、時間が経つにつれだんだん新陳代謝が起こり始めてきます。
その新陳代謝が活発に活動している時があのような症状で、
細胞が暴れているかのような状態です
それが揉み返しによる自浄作用の働きというわけです。
つまり眠っていた細胞が、目覚めてよみがえる瞬間みたいなものですね。
揉み返しの起きる人とは?
その揉み返しの時に起きる自浄作用は、
最初にお話ししたように皆が起きるわけではありません。
10歳代~30歳代の人は、当然ながら回復力もあるため
施術後に早く反応し治癒に至りますが、
一般に、体質的に体力が弱い人、
背中が丸く硬い人、
また病中・病後など免疫力が低下している人に起きやすいようです。
それも施術度すぐというわけではなく、
2~3回の施術後に出ることがあります。
ただやはり免疫力が低下している場合は、
自浄作用の働きが遅いか、
また何度も繰り返しながら回復していく、
もしくは働きにくい場合もあります。
結局 揉み返しというものは、体質や年齢によって出る出ないの違いはありますが、
回復するための良い結果を招く好転反応でありスタートラインなのですね。
いずれの場合も痛みでお悩みなら当院にご相談ください。
きっと最善の状態になるはずです。