夏になると足裏の痛みで悩む患者さんが多くなる足底筋膜炎

足裏

それは足底筋膜炎かもしれません

足の裏の筋肉、筋膜の炎症です。

つまり筋が硬くなったため痛みが起きるわけです。

 

足底腱膜は、かかとの骨から足指の付け根までつながっており、

土踏まずの部分は少しカーブをしています。

 足底筋膜炎

例えば足を弓に見立てると、足底腱膜はちょうど弦(ツル)の部分に相当します。

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足底腱膜炎は、上からの体重が足裏にかかるため、無理に引っ張られ筋肉に負荷がかかり炎症が起きるわけです。

 

結局、足底腱膜が「硬くなる」ことでうまく伸び縮みができなくなります。

 

長時間の立ち仕事や、しゃがんでの作業などでにより、

筋肉などを無理に引っ張ることで筋膜に微細断裂がおき、周辺に痛みがでる症状です。

 

さらに悪化すると、ますます腱膜が硬化し歩行時の痛みが強くなる場合があります。

 

なぜ夏になると足の裏が痛くなる人が多くなるのは?

足底筋膜炎

その原因は素足にあります。

 

夏場は自宅の中などで素足で歩くことが多くなります。

硬い床を素足でペタペタと歩きますねよね。

それが足の裏筋に思いもよらず負担がかかっているんです。

 

できれば家の中ではスリッパを履くか、靴下を履いた方が良いかもしれませんね。

 足底筋膜炎の靴

またにも原因があります。

 

お出かけの時は、特に女性は素足にちょっとおしゃれなサンダルを履きますが、

おしゃれなサンダルって意外に歩きにくかったりするんです。

 

それがやはり足裏に負担がかかり痛みの原因につながります。

足裏の痛み

長い時間歩くのであればソックス穿いてスニーカー を履いた方が良いでしょうね。

 

また製造業などで、ソールが硬く分厚い安全靴を履いて作業する人も足裏が痛くなる患者さんが多く、

その場合クッション性のあるインソール(中敷き)を入れて調整してみるというのも効果的です。

安全靴

 

 

 

原因としてなりやすい人は?

一つは加齢による筋力の低下です。

加齢により足の裏の筋肉も自然に硬くなります。

 工事作業

それに加え、歩き続けたり、しゃがんで草むしりなど

普段の日常生活でも徐々に硬くなり炎症が起こるようになります。

 

現代は、足のアーチが支える力が弱くなったと言われています。

靴の原因や、運動不足など様々な原因が考えられます。

 

足のアーチが、体重や衝撃を支える力が弱くなると、

足底筋膜に負担がかかりますので、硬化しやすくなり腱膜炎につながります。

 

また二つ目は、スポーツなどで強い衝撃を足に繰り返し与えているスポーツなどをしている人です。

 

例えばジャンプしたり長時間のランニングなどです。

 ランニング足底

足底筋が硬くなり炎症を起こす原因です。

 

足底筋膜炎の予防法

足底筋の痛みは、何らかの疲労が重なり、

また加齢とともに筋膜が硬くなるとお話ししました。

 

それの予防法は、常に筋膜を伸ばす足裏のマッサージが効果的です。

 

その場合、下の写真のようにつま先を上に曲げた状態で足底筋を伸ばしながら

指で3分間くらい指圧してみてください。

これを習慣的に毎日繰り返します。

足底筋膜のマッサージ

また足裏を解すため下の写真のようなものも効果的です。

足つぼ

 

当院ではこんな施術をします

まず足裏の筋肉を遠赤外線で温めます。

筋肉は温めると柔らかくなります。

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その後、足裏のツボを指圧矯正いたします。

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初めは慣れるまで少し痛いですがだんだん和らぎ痛みが無くなります。

 

最後にカッピング(吸い玉療法)療法をおこないます。

これは皆さん「気持ちいい」と言いますね。

これによりさらに血行が良くなり筋の緊張がほぐれます。

足底筋膜炎の施術

また足底筋と直接関連しませんが、重心が極端に片足にかかりにく

バランス(両脚の長さ)を整えるために骨盤矯正を行うこともあります。

腰痛・ぎっくり腰

ちなみに足底筋膜炎で来院する患者さんは、ほとんど骨盤が硬い状態になっています。

 

 

以上、足裏の痛みでお悩みならどうぞ当院にご相談ください。

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